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「優しい食卓」誌バックナンバー記事紹介

 
 [優しい食卓VOL.10] 2006.7.28


 
 食事を最大限に美味しく味わうために、器にはそれぞれの機能があります。もちろんグラスも同じです。
 たとえばワイングラス。ワイングラスには、何種類ものグラスがあります。サイズも形も異なるワイングラスは、ワインの種類や生産地に合わせて選びます。グラスの美しさもさることながら、ワインと相性の良いグラスを選ぶことで、味や香りを存分に楽しむ決め手となるのです。より美味しく飲むために、ワイングラスについて考えてみましょう。
協力 :

 グラスは美味しく飲むための名演出家。グラスにこだわるとワインの香りや味わいも変わります。ワインはシーンや雰囲気を楽しむお酒です。普段気軽に飲むのならタンブラーで問題ありません。しかしワインの香りや色、味わいを十分に堪能したい時は、グラスもクリスタル製で大きめなサイズを選びたいものです。ワインは1/3程度注ぎ、香りをたてるためにグラスをそっと回すようにします。するといままでと違った香りを楽しめ、ワインの奥深さを発見できるはずです。
(右)ソムリエライン〔ブルゴーニュ、ボルドー〕
 赤ワイン用グラスには、香り(アロマとブーケ)を十分引き出せるよう大振りなグラスをお奨めします。日本料理や日本人の味覚に合うと言われる白ワイン用グラスは、ワインの温度が上がらないよう少し小振りのグラスが使われます。シャンパーニュ用グラスは、立ち昇る泡の美しさを確認できるフルート型のシャンパングラスを用意出来れば食卓に華やぎが加わります。
 

エンタシスライン(シャンパーニュタイプ)
(左)ソーサー型/(右)フルート型

ブレッツアライン
(1)無色、透明で脚(ステム)付きのものを選びます。ステムの部分は手の温度によってワインをあたためないようにする働きがあるからです。

(2)口部は薄手のグラスをお奨めします。口部は薄いほうが飲んだ時の口ざわりが滑らかで、より美味しく感じられるからです。そうした意味からも素材はクリスタル製のものを選びたいものです。

(3)容量は赤ワインでは、180ml以上のもの。白ワインやロゼワインなら、150ml以上のものを。
 
(4)形状は、ワインの香りを逃さず閉じ込めることが出来るように口の部分が少しすぼまったものを。
 

デカンタ、ワインクーラー、キャンドルホルダーなど全てクリスタルで揃えると、テーブルに統一感が出て素敵です。
 ヨーロッパ諸国ではワインの歴史が長いことから、これを飲むためのワイングラスについて各地で伝統的なデザインのものがあります。
ボルドータイプ<チューリップ型>
濃い色と複雑で深奥なボルドー赤ワインには、口がすぼまっていることでタンニンの渋みを抑え拡散を防ぐチューリップ型をお奨めします。熟成された名醸ワインはさらに大きめのグラスを。白ワインには少し小振りを。
 
ブルゴーニュタイプ<バルーン型>
渋みが少なく軽やかな味わいのボジョレーの赤ワインやシャルドネ種のフルボディーの白によく使われます。この形状は空気に触れる表面積が大きいので香りと味わいをすばやく引き出します。
 
ブルゴーニュタイプ<パド・つぼみ型>
香りを包み込むこの形にはピノノワール種など豊潤で華やかな香りのワインがよく似合います。丸くすぼまった空間と口部が広がっていることでそのワインの風味を十分引き出します。
 
シャンパーニュタイプ<フルート型>
シャンパングラスには、ソーサー型とフルート型があります。ソーサー型は結婚式の乾杯に使われ、短時間で多くのグラスに注ぐことができます。しかしながら、本格的なシャンパンには、「星のささやき」とも言われる細かい泡が立ち昇る様子を確認できる細身のフルート型が使われています。

 

Glass のほかに・・・
 


の基本について掲載しています。
 
■書籍情報
優しい食卓VOL.10
2000年9月30日発刊
A4版 オールカラー100ページ 定価1,500円(税込)



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