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愛知県

豊かな心を育むテーブルコーディネート 2005.9.22

前回の加藤知里さんからご紹介いただいたテーブルコーディネーターは、器の産地としても有名な愛知県にお住まいの祖父江加代子さん。テーブルコーディネート関連コンテストにて数々の賞を受賞されています。
主にインテリアの世界でご活躍されている祖父江さんが考える“テーブルコーディネート”についてお聞きしました。
 

 「水に関する物を一つ身に着けていらして下さい。」こんなメッセージと共に「アクア」と題したティーパーティーを昨年、自宅にて行いました。雑誌での受賞を記念して日頃お世話になっている方をご招待しました。
 応募した「水魚の交わり」を再現し、ガラスの細い層になった長皿で川の流れを表現、すすきの葉を渦巻きにして活け込み、献立も豆ご飯で水玉に。随所に「水の流れ」を感じさせるパーティーはリュービンタイの葉が揺らめく中、行われました。

自宅でのティーパーティーのセッティング
 私の考える“テーブルコーディネート”はまさにこのようなこと。毎日繰り替えされる日常に、ほんの一滴エッセンスを落としてみる。クロスを広げてみた瞬間、料理の盛り付けにリズムが生まれる瞬間・・・。きっと心が豊かになるはずです。
 「テーマを持つことの楽しさ」をテーブルコーディネートを通して知っていただければと願っています。
 教室では毎回、テーマ毎に1人1テーブルを、教室で用意した作家ものの器や厳選されたクロスなどを使って実際にセッティングします。“テーブルコーディネート”をするには、まずたくさんのものに触れて実際に自分で合わせてみてほしいからです。
 地元窯元の女将さんや料理研究家などプロ意識をもった方から趣味で楽しまれている主婦の方まで、生徒さんは幅広いため、さまざまなスタイリングがあります。
 10月17日〜23日には名古屋の橦木倶楽部にて、地元で活躍する若手コーディネーターとの作品展を予定しているのですが、しっとりとした雰囲気のお屋敷内の室礼(しつらい)から、皆様に何か感じていただければ幸いです。
 美味しい料理やこころ潤す花、そしてはっとする室礼などの中に見えるちょっとしたおもてなしの気持ちが、人と人とのコミュニケーションを深め豊かにします。日本の茶道にも通ずる一期一会を大事にする気持ち。“テーブルコーディネート”とはそのようなものなのかもしれません。

 

▲クロウスの会テーブルコーディネート教室風景

▲「オリベックス2005」優秀賞の作品


本文 text by Kayoko Sobue
【プロフィール】
1988年にインテリアオフィス・ミュウ設立。住宅・店鋪などのインテリアデザイン、住宅リフォームのプランニング、マンションモデルルームのコーディネートなどを手掛ける。
食器のデザインや展示会のプランニングなど、陶磁器の地場産業に関わる。
自宅での教室は、4〜5人の少人数制。初級・中級・上級の3つのコースを開設。

〔賞歴〕
1998年/主婦の友社「プラスワンリビング」インテリア実例大賞グランプリ
2001年/東京ドーム「テーブルコーディネートコンテスト」佳作、入選
2002年/東京ドーム「テーブルコーディネートコンテスト」優秀賞、都知事賞
2003年/東京ドーム「テーブルコーディネートコンテスト」佳作
2004年/東京ドーム「テーブルコーディネートコンテスト」優秀賞、審査員奨励賞
      婦人画報「私の茶遊び大賞」準グランプリ

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