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| from France |
| NOEL(ノエル) | 2005.12.22 |
| うす曇りの寒いパリの冬をひときわ華やかに彩るのは、街中に輝くノエル(クリスマス)のイルミネーションであり、趣向を凝らしたブティックのウインドー・ディスプレイ。 日本に比べて贈り物をする機会がずっと少ないフランスでは、ノエルとお誕生日に贈り物をするのが伝統であり習慣でもある。 家族や兄妹、恋人には趣向を凝らした特別なプレゼントを、普段お世話になっていアパルトマンの管理人、子供の学校の先生、そして郵便配達や清掃業者の人たちには1年の感謝を込めてちょっとしたプレゼントを。そんな人々の想いが周りに溢れていて、街中がまるでおもちゃ箱をひっくり返したような賑やかさ。 シャンゼリゼやモンテーニュ通りのクリスマスのイルミネーションを一目見ようと世界中から人々が集まる。 私の仕事場のマドレーヌ界隈はブランドショップや高級食料店が軒並みなので、素敵なお店のディスプレイやショッピングバッグをさげた中年紳士やマダムたちが買い物にいそしむ装いを眺めているだけで、明るい気分になってくる。ジングルベルが繁華街に鳴り響く日本のこの季節を懐かしく思い出しながら。そして、ノエルとレヴェイヨン(大晦日)の食卓のために食器やグラスを買い揃えたり、贈り物する人たちの、また多いこと・・・。 私たち日本人は、日本の漆が最高級と認識していても、残念ながら、西洋人は歴史的観点から“中国”というネーミングにエキゾチズムをそそられるらしい。 |
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| ▲伝統的なクリスマスツリーは、毎年オーナメントを変えて登場。 |
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| ▲食欲をそそるおいしそうなウインドーに惹きつけられて | ▲楽しいウインドーディスプレイに大人にも子供も夢中 |
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流行の黒は、黒豹のトレイとともに“食器のオートクチュール”とジャーナリスにも人気。ファッション感覚を食卓!にというコンセプトはとてもフランス的である。 インテリアや食器は、フランス人にとっての自己表現。スローカフェというスローフードを意識したカフェのシックな色調、おもしろいシェイプのシャンデリア、豪華なリビング風景や心休まる田舎風のキッチンなどのお洒落なブースの数々を、早朝仕事前にひとりで駆け回って見るのもちょっとした心と目の栄養になる。 テーブル業界は、春夏の結婚シーズン(リスト・ド・マリアージュ)とこの季節が一年で一番忙しい。個性溢れるテーブルセッティングとご馳走を準備して家族で祝うクリスマスイヴと翌日の昼食、そして親しい友達と賑わう大晦日の夜食(サン・シルヴェストのレヴェイヨン)は大切な年中行事。 |
| ▲この冬は、我が家はシルバートンでおもてなし(クレール・ド・リュンヌ) |
| お料理、インテリア、ファッション雑誌が特集を組んで、今年のテーブルやお料理、デザートの流行やレシピを書き立てるのもこの季節。普段お料理しない人たちもこのときばかりは数週間前からメニューを考え準備を始め出す。高級ホテルやレストランは、特別メニューを用意して、一年を締めくくるべきで素敵な夜を演出するイヴェントを企画し、客足を促す。フランス人の消費のエネルギーが、クリスマスと年2回のソルド(セール)の時期に集中しているのが、可笑しいくらいに痛感される。 私も毎年11月末になると家の内外を明るい電光で飾り、リースを玄関やドアにかけ、クレッシュ(キリストの生誕を祝うフィギュアたち)を出し、子供とツリーを飾ってノエルの準備を始める。家族や遊びに来る友人たちが寒くて長い冬を忘れて、少しでも楽しく、暖かい気持になるようにと。 主人は北欧スタイルだねと笑っているけれど。フランスでもサンタ人形が家の門をのぼっていたり、庭の木々や門にイルミネーションを飾る家々を年々多く見かけるようになってきた。 |
| ノエルは毎年主人の両親の家で兄妹、甥姪と過ごすので、その前後に家族で素敵なレストランに出かけたり、友人たちとディナーに招きあったりと行く年来る年に想いを馳せて、楽しいひと時を分かち合う。 よそのテーブルセッティングやお料理はいつも興味深々だし、我が家に人を招く時は、テーブルクロスや食器の組み合わせを考えたり、今年風のテーブルアクセサリーを探したり、たまには凝ったお料理に挑戦したり。そして幾つかのパーティーシーンにあわせて洋服を考えたりで12月は夜更けまで大忙し。 |
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| →年末は招いたり招かれたりと大忙し!お喋りが弾むカジュアルなディナー |
![]() ▲年末は、家族揃ってと友人とリッツで少し贅沢なディナーを |
≪最後に・・・≫ 2006年2月の東京ドームテーブルウエア・フェスティバルの洋食器部門にアビランドの出展が決まり、この秋からその準備にも追われています。日本サイドで素晴らしいコラボレーターの支援と協力を得て、なんとかフランスらしい雰囲気をご覧いただけたらと願っています。是非ご覧ください。 詳細は、www.tokyo-dome.co.jp/tableware |
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ライタープロフィール:DUMOLARD 友宇子(デュモラール ユウコ) 関西学院大学美学科を専攻し、パリの“エコールドルーブル”にて美術史を学ぶ。広告、絵画関係の仕事を経て、1991年渡仏。1992年よりモージュの高級食器ブランド“アビランド”社専属にてパリを拠点にテーブルコーディネートを中心とするディスプレイ、商品企画、営業販促に関わる仕事を展開。フランススタイルのテーブルやライフスタイルの提案をしながらフランスのホテル、レストランや日本のブライダルのテーブルトップのコーディネーションなども手がける。メゾン・エ・オブジェにも毎回参加。 |
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