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通信

愛媛県

テーブルコーディネートは日常の中で楽しむもの 2005.12.5

 前回の祖父江加代子さんからご紹介いただいた方は、愛媛県にお住まいの稲見夸諏子さん。ご自宅で教室を主宰されています。
 コンセプトは“自宅で楽しめるテーブルコーディネート”!。日常に飾るお花や毎日の食事も、ちょっとした工夫をするだけで印象を変えられるモノなのだということを生徒さんに伝えていきたいそうです。
 テーブルコーディネートの“日常生活に生かせる効力”を大切にされている稲見さんにその思いをお聞きしました。
 

 最近は、雑誌やインターネット、メディアなどにより情報が入手しやすくなったということもあり、美味しいお店や、器やインテリアに凝っているおしゃれなお店で楽しい時間を過ごす方が増えてきています。その方たちが自宅でもおしゃれな生活を意識するようになりました。私のまわりでも、カルチャースクールで、お花にお茶、料理や陶芸などいろいろなものを勉強し自分自身を向上させている方がとても多くいらっしゃいます。
 こうした流れの中で、テーブルコーディネートというものも少しずつしられるようになってきました。

▲教室でのレッスン用に作成したテーブル
 私の教室では自宅を開放し、実際の生活の場でテーブルコーディネートをしていただき、ディスプレイ的なイメージだけではなく、実生活に使えるような テーブルセッティングを習得できるよう心がけています。
 しかし、“おしゃれ”が基本であるので、サプライズ的なものもうまく取り入れながら、季節感や歳時ごとなどを上手く使ってテーマを決め、教室の教材用のテーブルセッティングと、玄関を入ったところからの全体的なディスプレイで統一感を持たせて、講義に結びつけています。
 その中で気をつけていることは、なるべくどのご家庭でも置いてあるような食器を使うこと。いろいろなコーディネートを体験してもらい、特別なものととしてではなく、日常生活の中で自然に使えるような…というコンセプトで進めています。
 しかし、そうは言っても、特別な日やパーティーなどでしか使えないと思っている生徒さんも多いようです。もちろん、毎日となると大変だと思いますが、週に一度、月に一度でも、お客様のためだけでなく、ご家族のためにと提案しています。大げさなことではなく、クロスをかけてみる、庭の花を一輪飾ってみる、また忙しいときにはテイクアウトのものでも器を工夫するといった、ちょっとしたことで、おしゃれな気分で心が豊かになると思います。
 慣れてきた生徒さん達は、少しずつ習ったことを自分なりに生活の中に取り入れ、ご家族の喜びの声を聞かせてくれます。

▲「静かな時間」
2005年ORIBEXへの出展作品
 テーブルコーディネートは、特別な人や特別な日のためだけのものではなく、普段の生活に自然に取り入れてもらえるものであり、また、あくまでも華美に走りすぎず、生活の一部としておしゃれを楽しんでもらえるものであるということ、今後も一人でも多くの方に伝えていきたいと思います。
「お茶しませんか?」
日本茶、中国茶、紅茶を楽しむテーブルです。


本文 text by Kazuko Inami
【プロフィール】
1997年着物着付け講師を始める。2004年10月からテーブルコーディネーターとして活動を始め、それと同時にティーインストラクターやフードコーディネーターなど食に関係した分野での活動をしています。

〔賞歴〕
大阪ドームテーブルコーディネートフェア2001(優秀賞・大阪府知事賞)
東京ドームテーブルウェア・フェスティバル2002(優秀賞)
東京ドームテーブルウェア・フェスティバル2003(優秀賞・東京都知事賞)
2004年ORIBEXテーブルコーディネートコンテスト(審査員奨励賞)
2005年ORIBEXテーブルコーディネートコンテスト(入賞)

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