2016年東京ドーム
佳作
故郷に乾杯 〜山形の晩秋 いつもの河原で楽しむ芋煮会〜
おばなざわ匠の会 伊藤 瓢堂さん
(山形県/陶芸家)
 十月に入ると野山に秋風が少し吹き始める。その頃になると鍋をぶら下げ薪を抱きかかえ、食材の袋を持ち、三々五々近くの川原に集まる。山形の風物詩「芋煮会」である。鍋は鋳物職人、料理を盛る器、どぶろく酒の盃は陶芸家、漬物皿はガラス工芸家、芋煮を盛る椀は木芸家、にぎり飯は尾花沢のブランド米「雪キラリ」……やがて芋が煮え始めると誰からともなく乾杯の声をあげる。遠来の友、里帰りの友あれば鍋をさげ川原に行く。

講評
阪口:
自然に包まれた素晴らしい環境の中での宴。どこからともなく集まってきた特別な技術の持ち主が食す宴は最高のご馳走。鍋から美味しそうなにおいが自然の香りとともに伝わってきます。皆様とともに乾杯!

MENU
*にぎり飯
*芋煮
*尾花沢のお漬け物(赤かぶ漬、青菜漬、ごぼう漬、すいかのぺそら漬、小ナス漬)
*菊のおひたし
*イナゴのつくだに
*あゆの塩焼き
*庄内柿
*山形の秋、定番の郷土料理

四 季
記念日 帰省
対 象 仲間
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